2021/06/10 00:25

「どうしてウクレレを始めたいんですか?」


店頭で接客していたころ、初めてのウクレレを買いに来るお客さんに良く聞いていました。というか、ほぼ100%聞いていたかも。

皆さん理由は教えてくれるのですが、理由として良くあるのは


1.SNSやメディアを通じて知って

2.どこにでも持ち運こべて気軽そうだから

そして、

3.ギターに比べて簡単そうだから・ギターは出来ない(挫折したことがある)けどウクレレならできそうだから

という理由です。半分くらいはそうじゃないかな。特に女性はかなり高比率でこの理由でした。


ギターを始める方は「ずっと前からしたかった」という方が結構いらっしゃるのですが、ウクレレをずっと前からしたかったという方はほとんど聞いたことがありません笑

日本人は、ウクレレをギターの代替品として考えている方がとても多いです。実際は音も、チューニングも、弾き方も結構違うのですが・・・とにかく皆さんギターの延長線上にイメージされているように感じます。

これが原因かは分かりませんが、Made in Japanのウクレレというのはハワイ製やアメリカ製の楽器と特性が大きく違うなと思います。Made in Japanのウクレレは、柔らかく艶やかな音色で、とても音の伸びが良い物が多いです。有名な作家さんの楽器も沢山弾きましたが、高音の柔らかさ、そしてサスティーンが海外製のウクレレとは決定的に違います。ちなみに、ウクレレの王様であるカマカも同じような特徴で、日本人にもとても人気がありますね!実際僕もカマカのウクレレが大好きですねー。

一方、ハワイのウクレレは明るく軽い音色で、音が伸びず(サスティーンが短い)コロコロと可愛い、歯切れのいい音がする物が多いなと思います。ハワイアンの曲や、飛び跳ねて踊りながら演奏するのにはピッタリの音色です!コアロハなんかはその代表ですよね。


ウクレレは弦の影響が大きいので、弦を変えればかなり音色が変わります。が、サスティーンは構造上の問題ですから弦を変えてもほとんど変わらないです・・・日本人ならではの細やかな気配りが音色に繋がっているのかもしれませんね!



と、お話をしてきましたが。実際問題5万円前後で僕の言う「Made in Japanのウクレレ」の音色の国産ウクレレはたくさんは無いですね。無くなってしまったという方が正しいかも。昨今のウクレレブームで振興メーカーも数多くありますから(僕もだけど・・・笑)楽しみですね!